おせち料理の課題
創造的な挑戦を地道に定着させ、土台を積み上げていく姿勢。
縦横の系統を整備しながら、統率力を高めていく組織体。
自律的で安定感のある企業。
漸進的な創造性”を持った企業には、持久性と安心感が備わっているからだ。
革新的な創造性”と。
漸進的な創造性瓢これはどちらがよくてどちらが悪いという問題ではない。
それぞれに長所、短所がある手法と言える。
前者は、時代に先駆けた新しさを発信し続けている。
それが受容されて成功につながるものもあれば、早過ぎて失敗するものもある。
組織としては、自由な雰囲気にあふれ、一人一人の個性は発揮されているが、逆に言えば、まとまり感に欠ける一面が弱点になっている。
後者も、時代に即した動きを積み重ねている。
が、前者に比べると、着実でじっくりおこなわれていくため、早くはないが成功率は高い。
組織としては、全体としての統率力が重視されがちで、個性的という魅力には若干欠けるきらいがある。
Bでは、洋服に限らず、インテリアや音楽、カルチャーなど、新しい挑戦を続けてきた。
それが、いい意味で新しさと独自性を形作ってきたのである。
が、各々が必ずしも市場に根づいたわけではない。
社員も「それでいいじゃないか」というポジティブで明るい意識を持っている。
これも悪い見方をすれば、危機感に薄い組織体と言えるのだ。
Bという企業には、個性的な人材が豊富で自由閥達な雰囲気がある。
これは、今及びこれからの時代にマッチしたイメージを確実に感じる。
が、一方で、組織としてのまとまり感や安定性には、若干の弱みを感じる。
企業として陽のあたる部分と影の部分と、双方を持っているのは当然だ。
しかし、最近のビームスを見ていると、陽のあたる部分の明るさに若干競りが見えているような気がする。
そのため、影の部分がいやが上にも目についてくる。
“革新的な創造性”をさらに伸ばして欲しいと思うのである。
Bが挑む構造改革前述したように、「いかに自分のテリトリーにおける進化を遂げていくか=縦軸への成長」に力を入れてきたのが、九〇年代までのBだった。
平たく言えば、を高めることに、注力してきたのである。
ユニット単位の精度そして、全体から俯瞰して、総合的なプロデュースをおこなってきたのがSだった。
個性豊かに伸びてきている多様な縦軸が、パラパラでなくある程度束になっているかどうか、ビームスという束の領域に収まっているかどうか。
現時点で最高のそれが勢いに乗っています。欲しい内祝いが欲しい所に来た感じです。
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